自立心と探究心を獲得を目標にする場合の勉強の役割について

質問

自立心や探究心を持つ事が大切であるというのはとても共感します。

その一方で、教科の指導がどう結びつくのか?教えて頂けますか。

回答

こんばんは。ご質問頂きありがとうございます。
頂いた質問が的確で、自分でもどうやって子供たちに探究心と自立心を伝えているか文章にするのに時間がかかってしまいました。
子供たちに自立心や探求心を伝えるときに前提として必要なのが信頼関係だと思います。
この信頼関係を学科の勉強を題材にしながら築いて頂きたいです。
・どうしてその勉強をやるのか?
・その勉強は世の中の何と関わっているのか?
・その分野はどういう考え方をすると出来るようになるのか
・その分野はどんな練習をすると出来るようになるのか
など面白可笑しく話すと子供たちがとっても興味を持ってくれます。
子供たちが先生に興味を持っている状態で、先生が子供たちが興味を持っている事について質問してみて、教えてくれたことを見て、やってみてほしいです。
共有できる話があって、お互いがお互いに興味がある状態が信頼関係であると考えます。
そのうえで、探求心を大きくして、生きる自分の目標がなんなのか?をその子が自分自身で見つけられるように科学者を経験している先生のおもしろい体験談ややっておいて良かった事を伝えて頂きたいです。マニュアル的にこの話をしてほしいというのはなく、子供の興味に沿って科学者ならではの面白い話をしてほしいです。この話をする際に先生が関わった特許の話や論文執筆の話などが役立つかと思います。
自立心は見つけた自分の人生の目標に向かって進んでいけるように、
・人生の目標の為に今できる事を整理できる
・整理した今できる事をに優先順位を付ける
・優先順位に従って計画を立てる
・立てた計画を実行する
・実行できない場合は頑張るで終わらせずどう工夫したら改善できるのかを考えられる
以上を学科の勉強という課題を通して獲得できるようにフォローして頂きたいです。
信頼関係の構築、探究心の向上、自立心の向上は一回のレッスンですべて実施する訳ではなく、半年~3年ぐらいの長いスパンで考えております。