やりたい事や目標もない、勉強も嫌いな我が子の進路はどうしたらいいでしょうか?

質問

はじめまして。先生のプロフィールも拝見させていただき、大変魅力的な素晴らしい先生の、このような素敵なルームに大変感謝いたします。よろしくお願いいたします。

公立中学2年男子の母です。

・小学生の時は、学校では大多数が塾に行っていて受験する中、出来の悪さで私が判断して無理に受験させませんでした。

・中学でも、定期試験は9教科全てで、驚くべき点数、中1最初の数学だけ平均点でした。

・中2から個人塾に通わせ始めて、本人希望の数学を受講、最初の定期試験で平均点が取れました(かなりの向上)。他は変わらず。

・今回の5教科試験は結果待ち。

 

こんな息子についてのご相談です。

・高校の選び方です。本人は、やりたいことも目標も、特に好きな科目もなく(勉強全般好きではない(苦手))、強いて言うなら最近少し点数の取れるようになった数学が一番好きかなという感じです。

・選択肢は、私立大学附属、私立高校、都立高校かと思うのですが、大学附属は大学に行きやすい(?)、都立高校は授業料の安い、というのがメリットかなと思っているのですが、高校から私立高校に行くメリットはなんだろう?と疑問が湧いてきまして。

・中2で本人はまだ何も考えられていないようですが、唯一、昔からずっとやっていて部活も入っているテニスは、高校でも部活に入りたいとは思っているようです。(先生もテニスを教えられるくらいとのこと、さらに魅力を感じております✨)

・あとは、なるべく近く通いやすいところ。(これは私も同意見です。)

・私ばかりが高校選びでソワソワしています。

・今週末も、少しでも高校の雰囲気を見て進路について考えるきっかけになればと、文化祭に申し込んだのですが、「行かなくていいや」とまで言われてしまって。

 

長文となり、大変恐縮です。高校選びのアドバイスをいただけますと幸いに存じます。どうぞよろしくお願いいたします。

回答

こんばんは!

科学者をしております中村大介です。ご相談頂きありがとうございます。

 

お子様がなかなか高校を決められないとの事、お母様ご自身がソワソワしてしまうのは、他の方々共通の悩みなのではないでしょうか🤔🤔

 

文化祭に行くのを提案するのはとっても良いですね😆

文化祭の時にテニスコートを見れたり、テニス部の人と話せるかもよ!と伝えてあげたら行きたくなるのではないでしょうか?

 

またお子様は数学を頑張っているとの事、勉強が苦手な中これはなかなか出来ない事です🥳

本当に素晴らしい事だと思います!

興味については、科目で見ると数学しかないかもしれませんが、本当に興味があることはないのでしょうか??

お母様ご自身が少し広い視野でお子様を見てあげるとなにかわかる事があるかもしれません🤔

 

僕の見ている子で、勉強は大嫌いだが、好きな工作やプログラミングをやれる高校に行くためなら、勉強も少しは頑張ろう!としている子がいます。

お子様もただ高校に行くのは頑張れなくても、テニスや自分の興味があることの為なら頑張れるかもしれません🤔

 

 

都立高校か私立高校かで安いか高いか割れるのは、親御さんの年収によります。助成があると私立も都立もそこまで変わらないかと思います。

目安

https://czemi.benesse.ne.jp/open/nyushi/exam/13/feature/1327040_3563.html

 

付属高校については、どこの付属なのか?によって大きく異なるので一概に言うのは難しそうです🤔

受けれる高校毎に調べていく形になります。

 

 

勉強が苦手で、あまり勉強したくないのであれば、メリット、デメリットをきちんと説明した上で定時制や通信制高校も全然ありだと僕思います。

 

どう転んでも、結局本人の人生なので、親御さん含め周りが出来るのは本人が決めるための情報を伝えてあげて、本人が決める手助けをすることかと思います。

自分の人生は自分でしか責任は取れません。

その後のやり取り

相談者

「中村先生、お返事をいただきましてありがとうございました。お礼が遅くなり申し訳ありません。

大変ご丁寧に、分かりやすいサイトもありがとうございました。とても参考になり、ありがたく存じます。

 

確かに、現時点でのことで心配し過ぎず、視野を広げたり可能性も信じて、見守ってみたいと思います。数学の成績が上がったことで、自信や他の科目へのやる気にも繋がっているかもしれません。

 

最終的な進路や選択は、自分で決めることに意味があると心得ておりますので、先生の仰るとおり、自分の人生の責任は自分で取るということを、本人にも意識させるようにしたいと思います。

 

その上で、どこまで手伝って良いのか、調べるところから自分でやらせるべきか、手伝い過ぎか、気が進んでいない文化祭に無理に連れて行くのも「親が決めた」ことで良くないか、と日々悩んでおりましたが、先生の「決めるための情報を伝えてあげて、決めるための手助けをする」というお言葉、ポジティブに捉えられ、救われた気持ちになりました。

 

行く前は気が進まなかった文化祭も、行ってみたら高校選びに少し前向きになっていたように見えましたので、結果オーライでした☺️

 

モヤモヤもだいぶすっきりいたしました。本当にありがとうございました。」