【子供が意見を聞き入れてくれない、そんな時の対処法】

よくもらう相談なのでブログに書いておきたいと思います。

 

まず、意見を聞く聞かないを悩める状態まで育て上げた保護者の皆様、自信を持ってください。

ついこの間まで、保護者の皆様がいなければご飯も食べれなかった状態から、自分で自立して色々な事が出来るようになっているのですから。

これは皆様の成果以外のなにものでもありません。

 

中高生は子供から大人へ自立していく真っ最中です。

子供の頃は保護者の言うことを聞いたかもしれませんが、中高生は80%は聞かないと思っていた方がいいです。

なぜならば、大人と同じで、他人の意見ではなくまず自分の意思を優先するからです。

 

この時期に親御さんが出来ることは2つです。

・課題の分離

・機会の提案

 

になります。

課題の分離から考えていきましょう。

 

課題の分離とは、相手や子供の問題に対して

「~しなさい」、「あなたは~すべき」の命令言葉を絶対に使わない事です。

問題が誰のものなのか?については最終的にその選択をした時に責任を取るのは誰なのか?を考えると誰の問題なのかわかりやすくなります。

 

例えば

受験勉強する事に関しては、受かるのも落ちるのも、人生に大きな影響があるのはお子さんですから、責任を取るのは子供になります。なのでこれは子供の問題。

 

受かった時に、学費を出してあげるのか?それとも一人暮らしの家賃も出してあげるのか?

落ちた時に浪人してもいいのか?それとも駄目なのか?

これはお金を払うのは保護者の皆様なので、保護者の皆様の問題。

 

お互いに意見を出せるのは自分の責任の範囲という事を理解しましょう。

これを親だからという理由で、土足で踏み越えると途端に人間関係が悪化し、もう会いたくない状態になり、何を言っても伝わらなくなります。

逆にお子様が親御さんの課題に踏み込んで来たときには、落ち着いてこの考え方を教えてあげてください。(感情的になるとうまくいきません。)

 

 

次に機会の提案です。

課題の分離が出来た上で、お子様に対して機会のプレゼンテーションをしましょう。

この時、誘導しようとしてはいけません、長年一緒にいる子なら親御さんの誘導はすぐに見抜きます。

(誘導とは言葉には出してないけど、〜しなさい、の雰囲気です。)

 

あなたなら活躍出来ちゃう気がする!

あなたなら出来る!気がする!

とっても面白い気がする!

という心の底から思っている事を伝えましょう。

友達に美味しいレストランとかを勧める感じが近いかも?

 

こんな面白そうな塾があったから見てみない?

(既にある程度勉強する気がある子なら)

 

こんな面白そうな先生いたから会ってみない?

(人と話すのが好きな子なら)

 

マンガやゲーム大好きな先生なんだって!

(マンガやゲームが好きな子なら)

 

こんな感じ、なにかの機会に対して子供が顔を出してもいいかな?と思う事に全力を尽くしましょう。

 

その後は子供と先生次第なので、親御さんが育て上げたお子さんと親御さんがいいなぁと思った先生を信じましょう。

お子様と良好な関係を築き、先生と定期的にコミュニケーションしましょう。

 

親子関係が良くなりつつ、いい先生に指導を受けられれば自然と結果は付いてきます。